50年以上この場所で愛され続けるお好み焼店。7席のみの小さなお店だ。
時の流れとともに移り変わった甲立駅周辺の景色とは対照的に、店内は時が止まったかのようなレトロな雰囲気が漂う。
現在、腕を振るうのは2代目店主の山﨑民子さん。先代の製法を受け継ぎ、重しをのせて、しっかりと余分な水分を飛ばす昔ながらのお好み焼を提供する。生地は粉末山芋や小麦粉をベースに鶏ガラの粉末をプラスして風味豊かに仕上げ、江草商店の麺はソースで味付け。その都度下味を付け、一枚一枚丁寧に仕上げていく。
もう一つの名物がこの店の代名詞とも言える大判焼。甘さ控えめのあんこは北海道産の小豆を使った自家製。大ぶりながらペロリと食べられると評判だ。時には学生の小腹を満たす食べ歩きアイテムとして、時には大人のおもたせとして長年愛されてきた。お好み焼だけでなくこちらも必食!